この感情に名前をつけるまで。

自身の恋愛事情と読んだもの、観たもの、聞いたものの紹介です。

3月終わりの彼女と一昨日の彼女

ひどく放置をしましたが、再開します。

多くの方に見てもらい、この名前の付けられない感情にアドバイスを欲しいものですが、ただ思うままに記す場所があるだけでも十分なのかもしれません。

 

さて、放置している間に私と彼女には何度か変化がありました。

その中で、彼女とのことにそろそろ一区切りが来るのでしょう察知しています。

そうですね、たぶん春がほころび始める頃までには。

 

今少し、まとまり始めてる感情ですが、やはりきちんと名前を付けて彼女との関係になんらかの区切りを付けたいのでしょう。

それは、離れ離れになるのか、それとも一歩近づくのかは、わかりません。

区切りのために必要な、彼女とは何なのか、それを掘り起こしたくて今日も綴ります。

 

少し客観的に見ると、とてもとても女々しいブログだこと。

表向きには見せませんが、女々しくない男なんていないんですよ。と、言い訳。

 

3月終わり、仕事の大きなイベントも終盤になり忙しい時期が少し終わりました。

その時期にベテランのスタッフがやめることとなり、また短期スタッフが役目を終える時期で私はスタッフの足りなさに四苦八苦していました。

すると彼女は「このまま長期で雇ってほしい」と話をしてくれました。

彼女の仕事ぶりは素晴らしいもので。それは是非とお願いしました。

 

そうなると彼女と二人の時間が増えていきました。

彼女が通う学校は、私の母校でもあり12年の歳月の差で、変わらないもの変わるもののギャップを楽しんで会話をしました。

彼女は人見知りなようで、また年上の男性への接し方がわからないようで、なるべく楽に過ごしてもらいたいとがんばった記憶があります。

直感的に歳が近かったら、もっと仲良くなれたかな、と思うくらいに彼女は素敵に私の瞳に映りました。

それから、家が近いので仕事終わりは彼女を車で送っていくようになりました。

不思議なもので、仕事場ではくだらない話しかしないのに、ふと社内の空間は少し踏み込んだ話になります。

「恋人いるの?」

「いないです」

「彼女いないんですか?」

「いたらこんなにへこたれてないよ笑」

「20歳の女子大生で恋人いないなんてもったいないよ、恋しろ恋」

「んー今、元カレの家に住んでいるんです」

「…はっ!?付き合ってないんだよね??」

「はい、復縁したいと言われていますけど、その気がわかなくて」

「でも、恋人みたいなもんでしょ、暮らしていたら」

「楽と言えば楽です」

「そう」

私はとても驚きました。

(さ、最近の子はすげぇな)

けれども、別に自分たちの時もそんなもんだったなぁ、同棲・半同棲と何でもありだった気がすると思いました。こんな風に思うようになるのは私が大人になったからか。

彼女の恋愛の話を聞き、驚きながらも彼女の恋愛の話の中に私が登場することはないと思いきっていたのです。

そして、暖かくても寒くても春と呼ばれるてしまう4月になります。

彼女は仕事を通し深く私に関わるようになり、

私は彼女の言動に深く戸惑い動かされます。

 

 

さて、一昨日は彼女と歩きました。車で移動すると思ってた彼女にざまーみろと言って、そういえば常に車で送ったりしていることを再認識しました。

「そういや、ほとんど車で送るもんね感謝しろよ」

「それなりに尽くす人だよね、私はあなたに尽くしきれなかったけど」

「尽くし方がおかしいんだよ。まぁ、いつかの話はやめよう」

「3月で一年なんだね、出会って」

「そうだね」

常に車だったので、歩くのは新鮮でした。楽しかった。

そういえばまともにデートもしたことがないんだった。

あの時、行きたい場所に連れて行ってあげられれば、これよりもっと楽しかったのかも知れない。

前の話はよそうとしたのに自分で思っちゃ意味がないもんだ。

ご飯でも食べようかと思ったけれど、今日は一人暮らしの家に友達が来るらしい。

駅まで彼女を送り、少しくだらない話をして別れた。

「じゃ、また近いうちに」

「うん、じゃあね」

私たちは明日以降いつ会わなくなっても不思議じゃない。

けれど、会わない時間が2週間を超えることはない。

これはどうゆうことなんだろう。

悩んでみても、

この感情にまだ名前はつけられない。

 

 

なるべく短くまとめようとしてるんですが、無理ですね。

作品紹介もします。

今日は映画です。

バタフライエフェクト

蝶が羽をはためかせると地球の裏側で竜巻が起こる、的な

些細なことが、関係のないと思ってたことに多大な影響を及ぼす、という

カオス理論に基づいたお話。

SF要素が満載なのですが、物語の見せ方が人間関係に終始しているので、とても理解しやすいです。というかSF無視しても大丈夫。すんごいテンポいいし。

私はSFが好きですが、あくまでSFを舞台にした人間模様の物語が好きなので、この映画はバチコーンと胸に来ました。

「タイム〇〇〇」スリップとかリープとかつくジャンルだと思います。

わかりやくまとめると、主人公は過去を変えることで、自分と周りの人、そして最愛の彼女を救い、幸せになれるのか。

本当にこれに終始しているので、SFよくわかんないー、の人にもお勧めです。

愛とはあまりにも人によって違う感情です。

その一つの形をこんなにも確かなものとして見せてくれる素敵な作品です。

ネタバレ回避は難しいですね。

この作品、劇場公開版以外にいくつかエンディングがありますが、劇場公開版がベストです。

ひどく個人的ですが、この主人公のように行動することは他者を慈しみ、最愛の人を愛するということですね。

そうなりたいな。あと、oasisの曲最高!

 

 

3月最初の彼女と今日の彼女

2本目のブログです。

背景やアイコンなど、色々カスタマイズ出来るようですが、ちゃんと扱えるのはまだ先の出来事になりそうです。この先延ばしがいけないことと私は学ばない。

日々、更新できればと思っていますが、なかなか難しいものですね。

考えてしまうことは沢山あるのにそれを記す間は意外と取れないものです。

それゆえに今回は長いです。そして笑いどころはあまりありません。

 

前回のブログで非常に申し訳ない発言がありました。

人物紹介と称し、私と彼女を紹介しましたが『彼女』はあくまで呼び名です。

私たちは決して付き合っていません。

 

付き合うということは、お互いを認め合い、相手を思って優しくし合い、傷つけあって慰め合う。

そして、自分に残った「あの人」を思い出して愛すことでしょう。

そして、また「会いたい」と恋をすることでしょう。

甘く、そして少しの苦みと飲み込んだ後も喉に残り、存在を忘れさせないカフェオレみたいなものなのかと思います。

 

けれども、私たちは違いました。

認めずに疑い合い、自分のために優しくし合い、勝手に傷つく。ただ、慰め合う。

そして、自分に残った「感覚」を思い出して寂しくなったのでしょう。

そして、また「会いたい」と勘違いをしたのでしょう。

何も入ってない珈琲を飲んで苦いと言い、そしてホットミルクを飲んで暖かいと言う。

そのなことを繰り返したのでしょう。わかっていても混ぜてみようと思わなかったのでしょう。

 

3月、彼女と出会った月。最初の頃の彼女。

私の仕事はイベントで大変忙しい時期だった。短期スタッフの大学生の男の子の一人が彼女を連れてきた。週に何度か車でお店を出すところにお客様として来てくれたグループの一人だった。

「私のことわかりますか?」彼女は最初そう話した。「わかるよ!わかる!!」私は嬉しく話しました。元来、口は多く妙に元気にふるまうのが私の性格だ。

Twitterもフォローしてますよ?」そう言われたが、誰かまではわからなかった。

 

私はいくつかの店舗の責任者を兼任しているので、スタッフと彼女にお店を任せ他へ向かった。彼女のいる店舗が気になるので早々にお店をしめて彼女のいるお店へ戻った。

彼女は短期のスタッフだったのでお店が閉まると同時に帰宅するのだが、残って仕事を手伝っていた。

「どうしたの?そこまでやらなくていいよ」私はそう話したが「構いません」と彼女は手伝ってくれた。他のスタッフからよくやってくれていると聞き、とても良い子だと思ったものだ。

そして、ほんの何日か後にわざわざ遅くまで無償で手伝う理由を知る。

「今はバイトをしたい」

「ここは居心地が良い」

「あまり家に帰りたくない」

すぐに3番目が大きい理由なんだと、私は確信できた。絞り出したように彼女は言ったからだ。けれど、私はそれを告げなかった。

この時からすでに私はズルかったのかもしれない。

イベントは2週間、最初の1週間は忙しくスタッフも多かった。この後、私と彼女は2人で仕事をすることとなる。

 

 

9月、今日の彼女。

今日の彼女はひどく不機嫌だった。周りのスタッフは私たちのことを勘付いているが具体的には知らない。私も彼女も語らないから。

すぐそこに他のスタッフがいるのに彼女は言った「もう何をしてでも貴方を手に入れたいと思う時期はすぎた」そして「口を開けばあなたへの文句が出そうだ」と続けた。

そんな彼女は初めてだった。よほど怒っているのだと私は思った。

「我慢するよりは良いよ」私は言った。「命を懸けて優しくするよ」と続けた。

彼女は我慢をする、そうすることが愛されるために必要なことだときっと勘違いをしてるから。いつか、昔の人の話と小さいころの話を聞いたから。

ノーリアクションの彼女に「何を言っても不機嫌になりそうだから黙るよ」と私は言った。彼女は下を向いていて口元だけ見えていたが少し笑ったように見えた。それがどんな感情か私にはわからない。仕事の指示を多めに出し、私はお店を後にして会議へ向かった。

誰もいないお店に帰って来た時、仕事は完ぺきに終わってた。

他のスタッフに別件で連絡した際、ほぼ彼女がやったと聞いた。

なぜか、彼女にお礼の連絡は出来なかった。「仕事だから」と言われるのが嫌だったのかもしれない。

今日も夜眠れなかった、この感情にまだ名前はつけられない。

 

と、このように彼女とのこれまでと彼女との今を書いていこうと思います。

更新頻度が早ければ、もう少し一回は短くしようかと思います。

重めのレポートか連載小説並みの文章になってますね。

読んでくれている人がいるなら嬉しい限りです。

 

最後にさらっとお口直しの小説紹介です。

カフーを待ちわびて」 原田 マハ

 

「嫁に来ないか、幸せにします」と絵馬に書いたらほんとに来た。とコメディタッチの始まりから、とても綺麗な情景のなかで一組の男女が共に時間を過ごしていくお話し。

主人公(男)の一人称で進みます。

突然やってきた女性に戸惑い、惹かれます。自分を取り巻く環境に悩み、ぶつかっていきます。

主人公は劣等感にさいなまれ、けれどいっちょ前にプライドもあって、無駄に考えすぎて、ここぞという時に甲斐性ない。

女性なのになんでここまで見事に男の情けないところを書けるのか 笑

むしろ、女性にはバレてるということでしょうか。かっこつけたところで。

物語が1転2転と変わるときの引き込まれ方が気持ちいい本です。

「え?どうゆこと?」「いやー!どうなっちゃうの?」「そーきたかぁ…!」と次々思う。割とストーリーは王道だと思いますが、それゆえにわかりやすく面白い。

ネタバレは避けたいのですが、これを読んだことがある人読んだ方に聞いてみたい。

この本を読んで女性は「いまさら」と思うのでしょうか。

男はいつだって「これから」と思うものだと思っています。

 

カフーを待ちわびて

カフーを待ちわびて

 

 

 

 

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

カフーを待ちわびて (宝島社文庫)

 

 

ご挨拶と登場人物紹介

はじめまして。

このブログでは恋愛(?)に戸惑う私がその思いをつづることと、それだけでは味気ないので、その時の感情に近かったり思ったりする書籍や音楽・映画なんかを紹介出来ればと思っています。相談する場もなく、12個離れた彼女とどうしたらいいのか、その気持ちを自分の中でまとめていければいいなと思っています。

 

私はそもそも「変な人」「規格外」と呼ばれます。私自身はそうも思わないとしても、少しとらえ方が違うようです。自分でも30年生きてきてようやく少し自分の片鱗が見えてきた程度にしか自分自身を理解していないように捉えていることから、そうなのかもしれません。

そうだとすると、それはかくも恋愛となるともうどうしようもないのです。

私は彼女をどうしたいのか、私は彼女とどうなりたいのか、彼女はなんなのか。

もうぐちゃぐちゃになってしまった自分の感情が無様で空しくて意義を見出せない。

混ぜすぎた絵具は何を塗るために存在してるのか、何を塗りつぶすか決められません。

そんなとりとめない思いを記そうとブログを始めました。

 

この度は挨拶なので、このブログに登場する人物を紹介します。

まだ使い慣れていないところが出ているのはご容赦ください。

 

登場人物1

32歳

 

登場人物2

彼女(恋人ではありません)

20歳

 

これだけ。。。

書いていくうちに埋められるようなら埋めていきます。すみません。

 

 

彼女との出会いは2016年3月、今年の春前でした。

私の職場に一時的なスタッフとして入ってきました。

「干支が一緒」と笑った記憶があります。

どうして今みたいなことになったのでしょう。何も考えていませんでした。

 

…別にドラマっちくであったりサスペンス的な話ではありません。

他人が話せばよく聞く話でしょう。この年齢差がよくあるかはわかりません。

 

ご挨拶から長くなりそうなのでこのあたりで止めます。

まずは、今の状況に追いつくまで書ければですね。

 

今、この感情はいったいなんなんだろうと思っています。

この感情に見合った名前がつくまで、つづけたいと思います。

見てくれた方がいたらありがとうございます。

 

それから読んだもの観たもの聴いたものの紹介です。

つい最近TVに出たそうですね、昨晩眠れなかったので聴いていました。

柴田淳さん、しばじゅんのアルバムです。

タイトル通り、ひとりの時にぴったりです。

特に「今夜、君の声が聞きたい」をおすすめしています。

初めて柴田淳さんの曲聞いたのは深夜番組でこの曲でした。

冒頭の歌詞が、自身の状況とひどく似ていたので一気に引き込まれ、次の日には探しにいった曲です。

よく考えてみれば、私が彼女の年齢の時に出会った曲ですね。

幼少の時よりは自我が確立しはじめ、それなのにちょっと揺れただけで簡単に心のバランスを崩してしまう。そんな時期に出会いました。

そうなると私は大人になったのかな。

彼女に対して、私は大人でいるべきなのか。ただの男でいたらいいのか。

わかりません、でもこの曲は励ましてもなければ貶してもいません。

歌詞の中の月のように一人の夜にそばにいてくれます。

 

「僕がまた眠れるまで うたってほしい」

詞と声、ピアノとギターが深く心に入ってくる曲です。 

 

ひとり

ひとり